モジュール
はじりました。Node.jsチュートリアルの2回目です。
今回はモジュールについてです。モジュールはES6以降から登場した記述ですね。
モジュールとはなんぞや
関数群のようなイメージで良いかと思います。
JavaScriptで作ったライブラリと同じであると考えてください。
組み込みモジュール
で、Node.jsには、追加のインストールなしで使用できる組み込みモジュール
というものがあります。
ファイルの入出力などのfs
とかWebサーバとして稼働させるためのhttp
などがそれに当たります。
fs
やhttp
以外の他の組み込みモジュール達についてはこちらを参照して下さい。
モジュールの使い方
どうやって使うのか、ですが、
ソース上でモジュールを読み込むにはrequire
を使用します。
よくサンプルソースの頭に記述されているやつですね。
require
の引数にそのモジュールの名称を指定することでそのモジュールが戻り値として返却されます。
以下の例ではrequire
でfs
のモジュールを取得し、指定したパスのファイルを同期的に読み込んでいます。
const fs = require('fs');
const text = fs.readFileSync('c:\js2\aaa.txt');
モジュールの作り方
勘の良い方はお気づきかと思いますが、当然、組み込みモジュール以外に自分で作ったオリジナルのモジュールを作成することもできます。
そして、作ったモジュールは組み込みモジュール
と同様に簡単にアプリケーションに組み込むことが出来ます。
次の例では、応援メッセージを返す声優さんモジュールを作成します。
C:\js2\voice.js
exports.cheer = function (name) {
return `${name}さん、がんばれ!`;
};
exports
キーワードを使用して、メソッドをモジュールファイルの外部で使用できるようにします。
C:\js2\samle_module.js
// ./モジュールの検索に使用していることに注意してください。
// samle2.jsが起点となります。
const voicer = require('./voicer');
console.log(voice.cheer('田中'));
上記のコードを「samle_module.js」というファイルに保存します。
js2フォルダ内のファイルはこの様な感じになっているかと思います。
. ├── samle_module.js └── voicer.js
上記の2つのファイルを作成したらコマンドラインでjsファイルを実行します。
Windowsであればコマンドプロンプトを表示して、以下のコマンドを入力して下さい。
node C:\js2\samle_module.js
コマンドライン上に田中さん、がんばれ!
が表示されるかと思います。
組み込みモジュールの使い方はどうやっても避けられないので勝手に覚えていくとお思いますが、
モジュール分割については割と大事かと思います。
app.jsやindex.jsにだーっと勢いに任せて書いちゃいました。みたいなソースコードもたまに見かけるので極力避けたほうが無難です。
マウスホイールをコロコロ回す人の気持を考えて頂けるとありがたいですね。
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